銭湯体制につけ!


新潟・燕温泉特集 Part2


5月30日

今日は予定通り9時に出発。
ルートは八ヶ岳からR141をひたすら北上。長野の小諸でR18と合流。通称、北国街道。
こいつをさらに北に向かって走り続ければ新潟に行けるって寸法。楽勝さ!
ただ、時間がまったく読めない。距離にすると200〜300Kmくらいかな?(かなりいい加減)
とにかく、暗くならないうちに燕温泉とやらに着けばいいわけさ。

野辺山高原の朝、気持ちいいもんです。
なだらかな山裾に高原野菜の畑が広がる。その中を突き進む道。
ほとんど車も走ってないことだし、アクセル全開!
・・・といきたいが、標高がかなり高いため(1300〜1400m)、単気筒エンジンのセローはかなり苦しそう。
アイドリングの回転数を上げなくっちゃ!

千曲川と並んで走る。気分いいねぇ!
所々、市街地を抜ける。といっても、それほど交通量も多くない。いたって平和な町並み。
臼田、佐久、小諸市内へ。ここで18号とぶつかった。
ハフ―、ちかれたぁ。
・・・地図を見ると、まだ1/3も来てないよ!
北国街道をひたすら走る。上田を過ぎ、再び千曲川沿いの道。
ん?どこかで見た風景・・・と思ったら、「戸倉」と書いてあった。
そう、先週(5/22日)に来た戸倉上山田温泉だ!
でも時間が読めないから、寄り道はせず。

昼12時過ぎ、ようやく長野市内へ到着。
腹も減ってきたし、来月には山田五十鈴先生と長野・北野文芸座ってとこにおジャマするので、
ちょいと下見を兼ねて・・・ってんで、街中に突入!
(山田先生とのお仕事は、結局キャンセルになってしまいましたが・・・)
「善光寺」の看板が目に入る。あぁ、まだ行ったことねぇな。
そういえば、「かいだんめぐり」とかってのが面白いらしい。
真っ暗な地下道を下りていって、錠前に触れると極楽往生できるって、『お血脈』で云ってたなぁ。
善光寺の門前へ・・・???あれ?どこが正門?広すぎてよく分からねぇや。
ぐるっと回ってみたが、分からずじまい。錠前どころか、本堂にもたどり着けず。情けなや。

ふと時計を見たらもう1時を過ぎてる!やべェ、急がなくちゃ!
再び北上。
信州中野の手前で再び山奥へと入って行く。
ここからは“おすすめルート”ですぜ!
ナニナニ、『リンゴとモモの直売店が並ぶ』?!でもまだその時期じゃないよな・・・。

そうなんです。走りながらにらめっこしているこの地図、ツーリングライダー御用達の『ツーリングマップル』です。
使えるんだよねぇ、これ。交差点名がしっかり載ってて、二輪車おすすめのルートもチェックできて。

二ケタ国道とはいえ、車もほとんど走ってないし、果物畑を縫うように山登り。
あ、果物って云えば、さっきは何も食わずに長野を後にしたなぁ。
“峠”といった感じのところで民芸調のいい雰囲気の食い物屋を発見。迷わず入る。
「ドライブイン一茶路」
牟礼村ってところです。たぶん<むれむら>って読むんでしょう。
お姉さんお勧めの、そばと麦とろ飯のセットをいただく。
旅情と峠の見晴らしと、それにかなりの空腹で何を食ってもうまいっす。
ものすごい勢いで平らげて、しばしボンヤリと過ごす。
そしたら、店のお姉さんがリンゴジュースを出してくれた。何でも、この辺りの名物らしい。ありがてぇ!

マップルくんを見たらあと一息じゃないっすか!
再びバイクにまたがる。かなりケツが痛い。向こうに着くころには、四つに割れてるかもしれない(*_*;

「黒姫高原」の表示が。いいぞ、その調子だ!スキー場の看板があちこちに。
「ここより新潟県」!!来たぜ、ついに。頑張れセロー!
「妙高高原・赤倉スキー場」――見つけました!この道だぜ!ここも“おすすめルート”。
山を登っていくと赤倉の温泉地に出てきた。
懐かすぃ!今から10年前、大学1年の冬に初めてスキーに来たのがここ赤倉。
でも、今日の目的地じゃないから、わき目も振らずスルーパス。
さらに山を登ってゆく。
「燕温泉」の看板見っけ!!走る。ひたすら走る。
ん〜?あれ〜?スキー場のゲレンデだぞ、ここって。でもこの道しかねぇしなぁ。
だんだん道が狭くなる。ものすごいヘアピンカーブ。270度はあるね。
とにかく登る。登り続ける。
・・・振り向くとゲレンデの急斜面がずーっと続いてる。その向こうにはかすかに町並みが。かなり登ってきたねぇ。
ちょっと不安になりながらも、クネクネ山道を攻め続ける。

そして・・・・・いきなり眼前に姿を現す妙高山の頂。
遥かなり、燕温泉

この距離感、つかめるかなぁ。山のかすみ具合で感じ取ってくだされぃ!
真ん中にぽつんと白い建物らしきものが見える。
どうやらあれが、オイラがこれから行こうとしているところじゃないかいな。
え〜、まだあるのぉ?!


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