ここまの心
1月7日
長野・岡谷にて圓蔵・伯楽の会。
年1回、今年で27回。つまり、27年目。
ずっとこの二人会。続いてますなぁ。打ち上げで、馬刺しと桜鍋。
知能の高い人種は馬を喰うんだ、と知り合いの信州人が申しておりましたが。
美味しく頂戴しました。何ですねぇ、馬刺しってヤツは、たっぷりのニンニク醤油+ショウガで喰うのが合いますな。
翌日、高座がなければ、ですが。表へ出たら、粉雪がきらきらと輝きながら舞い始めた。
おぉ、これぞ冬のご馳走。
ちゃんとスタッドレスを履いてきたから気持ち安心。
久し振りに師匠の車で飛ばして、心地よい疲れとともに戻って参りました。
どうぞ、本年もよろしくお願いします。m(__)m
1月21日
注意事項・・・○更新がストップしても、驚かないこと○
新春の落語会も一段落。
働けど、働けど、わが暮らし楽にならざり。石川先生に一票。
相変わらず、近所の月極駐車場より安い物件に住み続ける小駒です。
いい加減、引越しすべきなんだが、近所のネコに餌やらないといけないからねぇ。(言い訳)
このクソ寒い中、唯一の道楽であるバイクに跨ってちょいと野暮用、ってのが今日の始まり。近くの郵便局に寄って、と。
―あれまぁ、バカに混んでるねぇ。
じゃァ、この先のでいいや。
―あれ、ここも混んでるよ。ちょっと走って、空いてる郵便局を探そう、のつもりが、中野通りから青梅街道へ出てしまった。
「うん、せっかくだから、バイクと体の慣らしを兼ねて、ちょっと走ってみますか。」そう、バイクを新しくしたのですよ。
前のZZR、一年持ちませんでした。
いやァ、イケマセンなぁ、賀曽利さん。(だから、誰?)慣らし運転なので、スピードは出せません。
それがかえって心地よく、大らかな気分で・・・って、『東村山』、何処ここ?志村?まぁ気にせず走るのだ。細かいことにくよくよしちゃァ、イケねぇ。
けど、寒いねぇ。
お昼の天気予報で言ってたよ。
「1年で一番寒い“大寒”に合わせて寒気の前線が・・・」そんな寒気をがっちりガード。
オッ!いつもなら、かじかむ手がそれほど冷たくならないとは!オプション・その1 『ナックルバイザー』
以前のセローにも付けてたが、風を避けるだけでかなり違うっす。それでも、指先が冷たくなってきた・・・
そう、そんな時には、このスイッチを、ON!!
『ジワァ〜〜』
「おぉ!手元が暖かい・・・しあわせェ・・・」オプション・その2 『グリップヒーター』
その名の通り、グリップ(ハンドル)にヒーターが付いてて、手をやさしく温めてくれます。
-------------(スズキの宣伝・ここまで)------------------
で、気付いたら『青梅市民会館前』ですよ。
仕事で来る場所ですよ。確か、ベラボウに遠いところのはずですよ。
もうこうなったら、行けるところまで行かなくちゃァ気が済みませんですよ。ヤケになって、青梅街道の奥地へ。
青梅を過ぎると、一車線に。そして、山奥へ。
山裾を縫うように走る道(=ワインディング)。
そして、ふと稜線に目をやると、そこには雪景色が。
俺は何処にいるんだ?!
「あ〜あ、来ちゃったよ。お・く・た・まァ」
せっかくだから、記念のスナップ写真。・・・で、オイラ、何しに来たんだっけ??
時計を見ると、『16:43』
あっ!!郵便局に行くんだった!!
大慌てで、最寄りの局を探す。「これ、お年玉の当選、お願いします・・・」
「この紙に、名前と当たった枚数を書いて下さいねぇ」
―奥多摩まで来て、年賀状の『5等・お年玉切手シート』に交換するオイラ。
いやはや、大変な野暮用になってしまった・・・。さて、と。用事は済んだし・・・って、このまま帰るんかぃ?!
いきなり来てしまったが、ツーリングのお楽しみは『飯と風呂』。
この辺りに、いい温泉は・・・って、あるぜぃ!!随分と昔に、奥多摩に遊びに来た時に、行ったことのある温泉。
でも、その時はちょうど紅葉の時期で、しかも日曜だったので、大入り満員のため、
諦めて帰ってきた温泉が。
あれは確か、この辺りに・・・
みつけちったィ。
『奥多摩温泉・もえぎの湯』さすがに、この時期にツーリングに来る野郎なんざぁ、いねぇやね。
駐輪場には、オイラのスカブーだけ。
あ、バイク、スカブーって名前です。sky wave、ね。酢株。写真撮ってたら、大きなリュックに登山靴姿の中高年が次々にやって来る。
そうか、この辺りの山から下りてきたハイカーだな。いや、トレッカー、か。
中高年に人気らしいですなぁ、山登り。
楽屋でも、お囃子のお姉さま方(中高年)が、寄席を休んで山登りしてますよ。
いや、マジで。露天風呂で、渓流を眺めながら、「あれ?今日は何をするつもりだったんだっけ・・・??」
そんな小駒の一日。
1月31日
扇子、壊しちゃった・・・
高座扇鈴本演芸場、改修前の最後の興行、『伯楽落語会』。
強情灸を演ってみたんですが・・・
強がりの江戸っ子が、山のようなもぐさを腕に積んで、こいつを扇ごうって場面。
バラッと威勢良く扇子を開こうとしたが、イマイチ決まらない。
もう一遍ってんで、勢いをつけて――「バリッ!」
う・・・、大変に嫌な音がした・・・、でも止まったらバレちゃう。
何とかごまかしながら一席終えて、楽屋に戻って確認したら・・・ご覧の通り。
うぅ・・・、中骨がバリバリ。再起不能。
正月に卸したばっかりだったのに。
小振りの煤竹(すすだけ)で、とっても粋な駿菊師匠の扇子。夏の圓朝祭りの『扇子供養』で、お焚き上げにしなくっちゃいけねぇや。
南無南無・・・