ここまの心




12月10日(月)   お歳暮


今日は朝からお歳暮廻り。
風呂好きのオイラとしては、寒い季節に、暖かくリラックスした入浴タイムを過ごしていただけるように、
『温泉の素』を選びました。

バイクにハコ積んで、西へ東へ大奔走。
走るのは大好きだけど、さすがにこの時期は日が落ちると厳しいね。
風邪引かないうちに、オイラも銭湯に直行だ!



12月16日(月)  「キスマークの怪」事件


『cocoma@kingentei.com vol3.5』無事終了。

開演30分前、着替えようとセーターを脱いだところ、姿見の向こうに映るオイラの首筋、
のどぼとけの辺りに、誰が見てもキスマークとしか言いようのない赤いスジをみつけた。

んんん???何だ、こりゃ?
何でこんなものが・・・。
おいおい、ちょっと待てよ、そんな色っぽい記憶はここんとこ、トンとご無沙汰だぜ。

・・・何度見ても、その跡にしか見えないんだ。
会の受付嬢に見せたら、やはり「あ〜、またぁ」と冷やかされる始末。
本当に記憶にないんだから、悔しい限り。
っていうか、これ、キスマークじゃないんだってば!

何はともあれ、着物の襟元に、どうでぃ!とばかりに強く主張しているそのものを隠さなければ!!

”コンシーラー”なるドウランのようなモノを塗って、何とか隠ぺい工作は成功。


――で、あれは何だったんだ??



12月17日(水)   『とんでもないバカヤロウ』


夜11時15分、新宿区内のウラ道をバイクで帰宅途中、前方に不審な灯りを発見。
スピードを落として近づいてみると、横倒しになったバイクのヘッドライトだった。
そして、その脇に倒れている人! 

オイラも事故った時に周りの人に助けてもらった恩があるので、前後を見て、
車が来ないことを確認して、自分のバイクを脇に止めて駆け寄った。

声をかけると、「大丈夫です」と言いながらも、フラフラしていたので、そのライダーに近づくと、
酒の匂いがぷんぷんと漂って、もう、へべれけの状態。メットは傷だらけ。
どうやら、まともに歩くのも無理らしい。
 バカヤロウ、べろべろになってまでバイクに乗るんじゃねえ!!

「バイク、起こしてくらはぃ・・・」。
そんな状態ではただでさえ力のいるバイクの引き起こしなどできるわけがない。
 直してやると、今度は、そのバイクに寄り掛かってくる。
これじゃ、オイラとバイクごと倒されるぜ。

 何とかスタンドを立てさせて、「気を付けなよ」と注意して、少し離れて見ていたら、
まだ道の真ん中でバイクにまたがって、よろよろしてる。

こりゃ、警察呼んだほうが早いかな、でもこんなバカヤロウに関わってると銭湯が閉まっちゃう。
 寒くて、どうしても風呂に入りたかったので、エンジンかけてる奴をバックミラー越しに映して
その場を立ち去った。

家に戻ってから、ヤツ、テメエで勝手に事故るならともかく、
他人を巻き添えにしやしないか、と心配になってきた。
すぐ、お風呂セットを持って、再び来た道を戻ってみると、
さっきの現場から300mほど離れた場所でバイクから降りて押しているヤロウを発見。
まぁ、大丈夫だな。そのまま銭湯に直行。

風呂上り、三度、そこを通りかかると、さっき降りて押していたすぐ近くで、
バイクに寄りかかって寝ている?様子。
あるいは、また倒れて起こしてもらったのか、周りに数名の人だかり。
そして、向こうから消防車が走ってくる。
予想通り、ヤロウのそばに止まって隊員が駆け寄る。
直後に救急車も来て、駆けつけた警官とともに、当人から事情を聞いている模様。

 どうも、現場からそこまで自走してきたものの、力尽きてバイクから降りて、
またそこで迷惑をかけたみたい。
じきに、パトカーに乗せられて行っちゃった。


後には、ポツンと、彼のバイクが一台。
可哀想に・・・。バイクを思いやる小駒であった。



12月18日(火)   千葉大訪問


千葉大の落研に遊びに行く。
キャンパス、広くていいなぁ。
いかにも、『大学』って感じで、憧れのかたちでした。
おいらの通ってた日大の経済学部はビルだけだったもん。
申し訳程度に、屋上に狭〜いコートがあるのみ。
周りのオフィスビルと、なんら変わりがない。


やっぱり、千葉は遠いなぁ。
湾岸も、京葉道路も混むから、イライラしながら走ってた。
京葉線(ディズニーランドの前を走ってる電車)は、眺めも良くて、空いてるから最高なんだけどね。

東中野の『大政小政落語会』で知り合った現役生に、「鳴り物を教えて・・・」って頼まれたんです。
千葉大の落研はレベル高いなぁ!
鳴り物、自分たちでやってるんだ。
三味線も、太鼓も、ヨスケ(当り鉦)までそろってて、本寸法。
偉いねぇ!



12月19日(水)   日大落研


そして、本日はわが母校(卒業してないんだけどね)、日大の現役生の会を見に行く。
経商法落研の卒業生(4年生)の会。

今は、お笑い全盛らしく、コント系が中心。
その間に挟まって、落語が二、三席。

大入りでしたね。それも、同世代が半数以上。
追っかけのコたちもいたみたい。
そうでなくっちゃ!

良かったです。面白かった。
暗転うまく使ったり、テンポも良くて、いい雰囲気だったよ。
確実にレベル上がってる。

清々しい気持ちで帰宅の途に就いたのでした。



12月20日(木)   大掃除の楽しみとは


押入れはゴミの山。
部屋ん中でジャマになった物を、とりあえず押し込んじゃうから。
使わなくなった電気スタンド、座椅子、ファックスのインクリボン、手拭い、
ジャガイモ(なぜ?)、友達からの手紙、・・・おっと、これはゴミじゃない。
とにかく、ポーンと放り込んで、そのまま。
いつか整理するからいいや!って。

で、積もり積もって年の暮れ。
でも、オレは自分の部屋の大掃除はしない主義。(今年から)

ところが、夜中、酔っ払っていつも足に引っ掛かってた延長コードを普段の調子で押入れに入れようと・・・
ガラガラガラ!!! うわあぁ!崩れてきやがった!
―‐これがキッカケで大掃除が始まる。


『大掃除の楽しみ』=それは、過去の時間を甦らせること。(ちょっとキザ?!)

 あぁ、この目覚まし時計、学生のときに世話になったなぁ。
 あ、彼女からもらったコンチョ、まだ取ってあったんだ!
 あれ・・・、これはずっと昔の日記帳・・・・・・
 あ〜何だよこれ、いつのだよ、汚ねえ字だな、プリクラが貼ってある、
誰だよ俺の後ろに写ってるのは、おぉ懐かしや夏合宿のチラシ、ふ〜ん・・・
―――しばし、タイムトリップ。至福の時間。

また、続きを楽しみます。
・・・へ〜、ふんふん、はぁ、あ、そうそう!・・・・・・・



12月22日(土)   花四天


さてさて、やってまいりました。
国立演芸場にて、『寄席忠臣蔵』。
本日の目玉(?)、お神楽芝居です。
正しくは、『大喜利 所作神楽 「おかる勘平道行」』。

オイラの役は、“花四天(はなよてん)・その4”。
ひょっとこみたいな面を付けて、桜の枝花を持って踊るんです。
立派な着物にたっつけ袴を付けてもらって、能役者みたい。
面を付けてるくらいだから、台詞はなし。

どういう役?
さぁ、俺にもわからん。
とりあえず、四人で賑やかしかな。
客席の後ろから登場したりして、“おかる勘平”にからむ役。


四人いるから“花四天”だと思ったら、そうじゃないらしい。
オレ一人なら“花一天”。
いい女なら“紅一点”。
皆んな揃って“花四天”。
でも足並み揃わず、”バラバラすってん”。

きれいに決まったところで、大喜利ここまで。



12月23日(日)  デジカメ買いました。


エヘヘ、デジカメを買ってしまいました!
オリンパスのCAMEDIA C−1Zoomっす。
カメラといえば・・・(以下、思い出話が続く)。

半年前、急に思い立って、”チェキ!”を購入。
知り合いがチェキで撮った写真を並べて見せてくれたのを思い出して、
「あぁ、記憶を形に残すのも、悪くないかなぁ」と。
それ以前は、写真、大ッ嫌いだったんです。
特に、旅先でのスナップ。
せっかくの光景をファインダー越しにしか見ていない連中を情けなく思ってた。
”今”を思い出にしてどうすんだよ!って。

でもチェキって、インスタントカメラだから、撮って、すぐに楽しめる。
皆でワイワイ盛り上がる飲み会なんかじゃ、大活躍!
でも、やっぱり撮るほうが好きです。被写体よりも。
中学、高校のころは、撮られるの、ものすごく嫌いだった。
修学旅行なんかでも、カメラ向けられると、避けてたもん。
だから、集合写真以外の”プライベート”のって、ほとんどない。未だに。
 いや、別に、”彼女”と一緒に写ってる写真を破り捨ててるわけじゃないんですよ!
ないの、ホントに。

first_shot
とりあえず、記念すべき一枚を載せてみます。



12月26日(水)  川柳のウクレレ教室


恒例の落語協会・冬の寄り合い。
芸人が一堂に会してのランチタイムっす。
普段は会わない、珍しい人にもお目に掛かれる。
詳しくは、落語協会のホームページまで。(横着者!)

同期のつくし姐さんに会ったら、ウクレレを持ってた。
「何、これから余興?」
「違うよぉ、あとで師匠に教わるんだよ」だって。
なに?! わか馬兄も一緒だ?
そんなら、オイラも連れてってけれ!

川柳師にお願いして、稽古の約束を取り付ける。


雑司が谷・川柳師宅。
うちの師匠・伯楽宅とは目と鼻の先。
でも、オジャマするのは初めて。

やはり、と言おうか、川柳師、もうすでに酔ってらっしゃる。
「あの・・・、ウクレレのお稽古を・・・」
「な、オマエも呑め!オレは酔ってるんだから」
あれ、ご自分でも分かってるのかな??


「あれを聞こう!あれ・・・、あれぇ・・・」
「は?」
取り出してきたのは、かつて、浅草・木馬亭で行われた、伝説の『川柳祭り』の録音テープ。

「おぉ〜、こ、っこれは!!!」

古今亭右朝師 『ガーコン』!!
五街道雲助師 『ジャズ息子』!!

噂には聞いていたが、音が残っているとは!
これは、マニア垂涎の的ってシロモノですぜ。

ご当人の解説を受け賜りながら、呑みながら・・・
「あの・・・、ウクレレ・・・」

ここで、おカミさんが助け舟。
「テープは今度聞けばいいんじゃないの。楽器教わりに来たんだから、ねぇ。」
「はい、ぜひ!」

ようやく、ギターを取り出して、川柳のウクレレ教室の始まり、始まり。
コードを教わって、何曲か弾いてみて・・・。
そのうち、興に乗ってきたらしく、ギターをわか馬兄に渡して、レパートリーの数々を披露。
『涙の圓楽さん』(涙の連絡線)、『はい、これまでよ』、etc...
また、わか馬兄キもうまいんだ、ギターが。
譜面見ながら、すぐに弾けるんだから。


だいぶ、長居してしまいました。
帰りがけに、「これ、持ってけ!」と手渡されたテープ。
「!!!」
そう、川柳祭りのテープ。
ありがとうございました!

最も手を焼き、最も愛される芸人、川柳川柳。



12月29日(土)  金原亭の忘年会


新橋・“鳥花”にて一門の忘年会。

ここで、兄弟子・馬遊から衝撃の事実が告げられた!!
「えっ?! そんなことがあったん・・・」
「ついこの前のことだけどな」
「ちっとも知りませんでした・・・」
「別に、誰にも喋ってないから」

へえぇ・・・、ビックリ・・・
まぁ、人生、色んなことがありますからねぇ。


え?何の事だか分からない?
ま、いいでしょ!
色んなことがあったってことです、ハイ。





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